東海旅客鉄道株式会社(JR東海)様より、鉄道工事に携わる企業を対象とした
新幹線電気軌道総合試験車(通称:ドクターイエロー)の
添乗会のお誘いがありましたので参加してまいりました。
~新幹線電気軌道総合試験車とは~
東海道新幹線の電気・軌道設備を高速走行しながら計測する車両で、
その黄色い車体から通称「ドクターイエロー」と呼ばれています。
運行ダイヤは非公開で、走行する頻度も10日に1回程度であるため
「見ると幸せになる」という逸話もあるそうです。
今回添乗させていただいたのはJR東海仕様の「T4編成」でした。
ドクターイエローロゴ
こちらはパンタグラフの映像です。
ドクターイエローには「計測用」と「走行用」のパンタグラフがそれぞれ2基ずつ搭載されていますが、
走行時は進行方向に応じてそれぞれ1基ずつを使用するそうです。
前方カメラの映像
機器類がある関係で、空調の吹出口が営業列車と異なるそうです。
パンダグラフを監視できる座席。
最高速度270km/h で走行しながら様々な計測を行っております。
計測したデータは鉄道の安全安定輸送に不可欠の日々の工事に役立てられます。
7号車の添乗員室は懐かしの700系新幹線の座席となっています。
営業列車ではないのでテーブルに車内設備案内のシールは貼られていません。
一般社団法人 電気学会 電気技術顕彰状「でんきの礎」
協和電工は鉄道電気工事の中で主に「信号」に携わる企業です。
東海道新幹線のATC(自動列車制御装置)に関する工事も担当しておりますので、
高速走行しながら沿線の各種データが計測されている様子は大変興味深かったです。
今回の記事で少しでも鉄道業界に興味を持っていただけましたら幸いです。
協和電工では一緒に働く仲間を募集しておりますので是非ご応募ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
※JR東海掲載許可済み