新着情報

触車事故防止訓練会を実施しました

社内全体の「触車事故防止」に対する意識を高めるため、若手社員や通常業務で線路内作業に従事しない社員を対象とした「触車事故防止訓練会」を静岡工場 訓練設備にて実施いたしました。

※「触車」とは、人と列車が接触する事故を意味する鉄道業界の用語です。

1.障害物検知装置について

写真中央の作業員のように踏切が鳴動中に人や自動車が取り残された場合、「障害物検知装置」が異常を検知し「特殊信号発光機(写真左側の赤く光る五角形の信号機)」点滅することで、列車の運転士に踏切の異常を伝えます。

※実際の「特殊信号発光機」は列車の運転士に素早く異常を知らせるため、列車が進来する側の遠方に設置されております。

2.遮断桿(しゃだんかん)について

自動車などが踏切内で立ち往生して遮断桿が完全に閉まらなかった場合や、歩行者が無理に遮断桿を開けようとすると、「障害物検知装置」の時と同様に「特殊信号発光機」が動作します。

踏切の無理な横断は大変危険ですので絶対におやめください。

3.非常ボタンについて

協和電工が出展するお仕事紹介イベントでもお馴染みの設備ではございますが、踏切の横に設置された「非常ボタン」を押すことでも、「特殊信号発光機」が動作します。

踏切で異常が発生した場合は速やかに「非常ボタン」ををしてください。「非常ボタン」を押した後は決して線路内に入らないでください。

ただし、いたずらで押す行為は法律により禁止されておりますので絶対におやめください。

 

協和電工が出展しているお仕事紹介のイベントはこちら

JR東海様「さわやかウォーキング」に出展しました

 

4.建築限界について

「建築限界」とは列車が安全に通過するために確保しなければならない空間的な余裕のことで、この範囲内には信号機・標識など、いかなる構造物も設置してはいけません。また、作業中に列車が接近してきた時はこの範囲より外側に退避しなければなりません。今回は列車に見立てた模型で「建築限界」について視覚的な確認を行いました。

 

協和電工では受注状況、人事交流などの観点から、部署の枠を超えて業務をサポートする体制がございます。今回の訓練会のように「触車」などの危険を伴う「鉄道電気工事」のルールに関しては、各部署の多くの社員に対して教育を行っております。

最後までご覧いただきありがとうございました。